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12/2(土)開催
特別企画展「九州山地の焼畑文化」関連イベント
セミナー『山での生き方を考える-九州山地からの発信-』
九州山地は日本列島を代表する山地であり、旧石器時代から現在まで山の文化を維持してきた地域であります。しかし高度経済成長以降、人口は減少して高齢化率も高く、山の文化の継承が危機に陥っています。
今回のセミナーでは、長い時間幅から短い時間幅までを設定することから九州山地における人と自然とのかかわりの歴史と現在を論議します。
考古、歴史、民俗などの視点から衆知を集めることで、九州山地の山での生き方の過去・現在・未来を考えることを目的としたセミナーを開催します。
セミナー『山での生き方を考える-九州山地からの発信-』
■日時:令和5(2023)年12月2日(土)午後1時~4時
■場所:五木温泉夢唄(球磨郡五木村甲2672-54 TEL0966-37-2101)
※参加申込・当日受付:隣接のヒストリアテラス五木谷となります。ご注意下さい。〈プログラム〉
13:00-13:10
「趣旨説明:九州山地の焼畑文化」
池谷和信氏(国立民族学博物館教授)*考古
13:10-13:30
「九州山地の先史時代-山に何を求めたのかー」
福原博信氏(五木村教育委員会)13:30-13:50
「考古学からみた焼畑」
小畑弘己氏(熊本大学教授)*歴史
13:50-14:10
「九州山地と焼畑-江戸時代の五木の梶原集落から考える―」
木野徹也氏(ヒストリアテラス五木谷 館長)14:10-14:30
「中近世、山野利用の生業史ー火入れ行為に注目してー」
春田直紀氏(熊本大学教授)14:30-14:40 休憩
*民俗
14:40-15:00
「九州山地の五木五家荘で生きる」(仮題)
寺川直繁氏(寺川林業)15:00-16:00
全体討論:山での生き方を考える■参加費:300円(ヒストリアテラス五木谷入館料)
※受付はヒストリアテラスとなります。
セミナー前に特別企画展を観覧されてからご参加下さい。■定員:30名(事前申込が必要です)
■参加申込・受付:
ヒストリアテラス五木谷まで、お名前、人数、ご連絡先をお知らせ下さい。
五木村歴史文化交流館ヒストリアテラス五木谷
TEL 0966-37-2121 FAX 0966-37-2888
〒868-0201 熊本県球磨郡五木村甲2672番地58■主催:国立民族学博物館、五木村歴史文化交流館ヒストリアテラス五木谷
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ヒストリアテラス五木谷併設カフェ「キナイカフェ」では、現在、特別企画展「九州山地の焼畑文化」コラボメニューをご提供しています。
粟や根菜、ゆず、ヤマメ、豆腐、さつまいもなど、五木村産の山の恵み、食文化をアレンジしたお食事で、特別企画展を「食べて」お楽しみいただくことができます。
この機会にぜひ一度ご賞味下さい。>キナイカフェHP
■五木の山めし膳 1,400円(税込)
【お品書き】
○清流五木米の羽釜炊きご飯
○球磨地域郷土料理つぼん汁
○熱々揚げたてメンチカツに香ばしく炙った玉味噌 ゆずのソースと焦がしニンニク
○清流日本一の川辺川の五木養殖ヤマメの甘露煮
○五木村時野菜の甘酢漬け 人参のドレッシング
○五木豆腐のムースを湯豆腐仕立てに くねぶポン酢と粟のアクセント
○本日の小鉢
○自家製柚子胡椒
○アイスプリンとさつまいものソースとくねぶのジュレとカラメルソース -
2023年10月7日(土)より12月3日(日)まで、当館と国立民族学博物館共催による特別企画展「九州山地の焼畑文化」を開催します。
12月2日(土)には特別セミナーも予定しています。詳細は公式HPならびにFacebookでご案内いたします。どうぞご参加下さい。
国立民族学博物館・ヒストリアテラス五木谷共催
ヒストリアテラス五木谷 特別企画展
「九州山地の焼畑文化」
九州の中央部に位置する九州脊梁山地(以下、九州山地)は、阿蘇や霧島に比べて知名度は高くないが標高1500m前後の山並みがつづく険しい山々から構成されている。そこでは、先史時代から現在まで人びとが暮らし、ユニークな「山の文化」をつくってきた。とくに焼畑は、アワ、ヒエ、ソバなどの人びとの食をささえる作物をはぐくみ、狩猟や採集、家畜飼育とも組み合わさり、山と人とのかかわりの中心に位置するものであった。焼畑は 20 世紀後半には衰退してしまったが、今日、一部の村では焼畑を見直す試みがある。
本展示では、九州山地を対象にして焼畑だけでなく多様な生業(なりわい)や社会、そして山のくらしに根付いた芸能を紹介する。かつては日本に数多く存在した山の民の生活や文化をとおして平地部の都市を中心に動く現代社会を見て、未来を考えてみよう。
■会期:
令和5(2023)年10月7日(土)~12月3日(日)
■場所:
五木村歴史文化交流館「ヒストリアテラス五木谷」特別展示室
■展示構成:
1.九州山地に生きる
2.先史時代の人の移動
3.近世の山の道と文化の交流
4.近現代の自然資源の利用
5.近現代の山の信仰
6.今、受け継がれる山の力
■関連企画:
【セミナー①】10月7日(土)午後1時~4時『山の文化の力-九州山地からの発信-』@五木温泉夢唄
【セミナー②】12月2日(土)午後1時~4時『山での生き方を考える-九州山地からの発信-』@五木温泉夢唄
【ギャラリートーク】10月29日(土)11時~/14時~ 定員15名 @特別展示室
【みんぱく友の会 第85回体験セミナー(企画:国立民族学博物館友の会)】「日本文化の多様性をさぐる──佐々木高明が歩いた九州の山村を訪ねる」11月23日(木)~25日(土)
【キナイカフェ特別企画展コラボメニュー】ランチセット「五木の山めし膳」1,400円 こちら■主催:
国立民族学博物館、五木村歴史文化交流館ヒストリアテラス五木谷
■後援:
熊本日日新聞社、人吉新聞社
■協力:
(特別企画展の展示風景)
(2023年8月中学生による火入れ体験。五木村出ル羽にて)
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特別企画展「九州山地の焼畑文化」
ギャラリートークのお知らせヒストリアテラス五木谷において開催中の特別企画展「九州山地の焼畑文化」に合わせ、展示について分かりやすく解説するギャラリートークを開催します。
ご参加をお待ちしております。チラシJPG
■日時:
令和5(2023)年10月28日(土)
【第1回】午前11時~ 【第2回】午後2時~■場所:
五木村歴史文化交流館「ヒストリアテラス五木谷」
特別展示室■講師:
池谷 和信氏(国立民族学博物館教授)
川野 和昭氏(元鹿児島県歴史・美術センター黎明館学芸課長)
木野 徹也氏(ヒストリアテラス館長、五木村教育委員会教育課長)
福原 博信氏(五木村教育委員会学芸員、ヒストリアテラス副館長)■定員:各回12名程度(原則として要申込)
■参加費:大人300円(ヒストリア入館料)
■所要時間:各回と1時間程度を予定
■申込み方法:ヒストリアテラス五木谷までお名前、人数、ご連絡先をお知らせ下さい。
ヒストリアテラス五木谷
TEL 0966-37-2121 FAX 0966-37-2888
〒868-0201 熊本県球磨郡五木村甲2672番地58■主催:国立民族学博物館、五木村歴史文化交流館ヒストリアテラス五木谷
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五木村歴史文化交流館ヒストリアテラス五木谷
特別企画展「九州山地の焼畑文化」関連イベントセミナー『山の文化の力-九州山地からの発信-』
九州山地は日本列島を代表する山地であり、先史時代から現在まで山の文化を維持してきた地域であります。
しかし高度経済成長以降、人口は減少して高齢化率も高く、山の文化の継承が危機に陥っています。
今回、10月7日(土)からヒストリアテラス五木谷において特別企画展「九州山地の焼畑文化」が始まるにあたり、県や市町村の壁をとって「各村の山の文化の力の現状と新たな取り組み」について衆知を集めることで、今後の九州山地の山村における生き方を考えることを目的としたセミナーを開催します。
■日時:
令和5(2023)年10月7日(土)午後1時~4時
■場所:
五木温泉夢唄(球磨郡五木村甲2672-54 TEL0966-37-2101)
※受付はヒストリアテラス五木谷(隣接)となります。ご注意下さい< プログラム(予定)>:
【趣旨説明】「九州山地の文化の力:山の文化と継承」/池谷和信氏(国立民族学博物館教授)
【各地域からの報告】(各15分)
・ 「西米良村からの展望」(仮)/古川 信夫氏(西米良村教育長)
・ 「西都市東米良から」(仮)/上米良 久通氏(西都市銀鏡神社宮司)
・ 「八代市五家荘の平家の里とともに」(仮)/黒木 計氏(元八代市商工会会長)
・ 「「民俗芸能からみる椎葉村の焼畑-ひえつき節と神楽-」/森内 こゆき氏(椎葉村民俗芸能博物館山奥学芸員)
・ 「地域の特色を生かした社会に開かれた教育の創造」/田村 誠志氏(五木中学校)
【コメント】
寺嶋 悠氏(五木郷土研究会)、鈴木 良幸氏(宮崎大学地域資源創成学研究科)、川野 和昭氏(元鹿児島県歴史・美術センター黎明館学芸課長)
【質疑応答】■定員:
20名
■参加費:
300円(ヒストリアテラス五木谷入館料)
■参加申込方法:
五木村教育委員会宛てに、電話・FAX・Emailにてお申し込み下さい。申込者多数の場合は先着順となります。
■主催:
国立民族学博物館、五木村歴史文化交流館ヒストリアテラス五木谷
■協力:
■申込み・お問合せ先:
五木村教育委員会(担当:木野)
熊本県球磨郡五木村甲2672-7 TEL/0966-37-2266 FAX/0966-37-2267 -
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